暮らし・契約の整理

死亡後のスポーツジム退会|会費・オプション停止と4市の相談先

期限
共通期限なし/死亡後早めに所属店舗へ連絡
手続き先
所属店舗・運営会社の遺族手続き窓口

相続手続き100チェックリスト No.60。会員が亡くなった場合は、通常退会ではなく死亡による資格喪失・契約終了として扱うクラブがあります。所属店舗へ死亡を連絡し、終了日、最終会費、返金、オプション、ロッカー、私物・貸与品をまとめて確認します。

No.60 死亡連絡で確認する6項目

確認項目
確認する内容
契約終了
死亡日、届出日、資格喪失日、最終請求月
本会員
所属店舗、会員番号、会員種別、相続可否
会費・返金
月会費、年払い、回数券、未払金、返金
オプション
ロッカー、水素水、補償、物販、オンライン
私物・貸与品
保管期限、会員証、鍵、ICタグ、レンタル品
完了記録
受付日、担当者、終了日、最終精算、返却物

通常退会と死亡による資格喪失を分けて確認する

自己都合退会の締切日や返金条件が、そのまま死亡時にも適用されるとは限りません。死亡日、届出日、資格喪失日、最終請求月、返金・未払金を運営会社へ個別確認します。

INSPA会則は、会員本人の死亡について届出があったときに会員資格を喪失するとしています。コナミ会則は、会員たる地位を一身専属とし相続できないと定めています。

死亡後のフィットネスクラブを整理する9STEP

1

会員証、カード明細、メールから所属店舗と会員番号を確認する

2

所属店舗へ会員死亡を伝え、遺族手続きの担当窓口を確認する

3

死亡日・届出日・資格喪失日・最終請求月を確認する

4

月会費、年払い、回数券、未払金、返金の有無を確認する

5

ロッカー、水素水、補償、物販等の別契約を一覧化する

6

死亡確認・本人確認・続柄資料など指定書類を準備する

7

私物を回収し、会員証・鍵・ICタグ・レンタル品を返却する

8

各契約の終了と最終精算を完了する

9

受付日、担当者、終了日、返金・請求、返却記録を保存する

誰が必要か

亡くなった方がスポーツジム、フィットネスクラブ、24時間ジム、スイミング、ヨガ、ピラティス、パーソナルトレーニング等を契約していた場合に、家族または相続人が死亡を連絡します。会員資格は本人に専属し相続できないと定めるクラブもありますが、最終会費、返金、未払金、保証金、私物・貸与品は別に精算確認が必要です。

期限

死亡後何日以内という全国共通の法定期限は確認できません。ただし、死亡を運営会社が自動的に把握するとは限らず、月会費・オプション料金が継続するおそれがあります。所属店舗・運営会社へ早めに死亡を連絡し、「死亡日」「届出日」「資格喪失日または契約終了日」「最終請求月」を書面やメールで確認します。

通常の自己都合退会には締切日がある例があります。コナミスポーツクラブ会員会則は当月10日までの手続きで当月末退会、INSPA会則も自己都合退会は毎月10日までとしています。しかし、死亡時の資格喪失・精算を通常退会と同じ条件で扱うとは限りません。

死亡時は「通常退会」と別扱いになることがある

INSPAの2026年6月1日改訂会則では、会員本人の死亡についてクラブまたは会社へ届出があったとき、当然に会員資格を喪失し、同社会則所定の違約金は発生しないとしています。一方で、死亡月の会費を日割りにするか、前払会費を返すかまではこの条項だけで一律に判断できません。

コナミスポーツクラブ会員会則は、会員たる地位を一身専属とし、他の人が相続できないと定めています。遺族が会員資格をそのまま引き継ぐ手続きではなく、死亡による契約終了・精算として運営会社へ確認します。

契約先を探す

  • 会員証、会員番号、セキュリティキー、ロッカーキー
  • 通帳・クレジットカード明細の月額請求
  • クラブのアプリ、メール、SMS、入会書類
  • 店舗名入りバッグ、レンタル品、ロッカー内の私物
  • 医療費控除資料や健康保険組合の福利厚生利用履歴

本会員とは別に、オンラインレッスン、パーソナル指導、物販の定期購入、保険・補償、レンタル、ロッカー等が契約されている場合があります。

最初の連絡で確認すること

  1. 死亡による資格喪失・契約終了の取扱い
  2. 死亡日、届出日、資格喪失日、最終請求月
  3. 引落し済み会費・年払い会費・回数券等の返金可否
  4. 未払会費、キャンペーン在籍条件、違約金の扱い
  5. オプション・別契約の一覧と終了方法
  6. 私物の有無、保管期限、受取方法
  7. 会員証・鍵・ICタグ・レンタル品の返却方法
  8. 必要書類と郵送・代理手続きの可否

口座凍結・カード停止だけでは契約終了にならない

支払方法が使えなくなったことと、運営会社が死亡を確認して契約を終了したことは別です。コナミスポーツクラブの手続案内も、引落しや請求ができなかった場合は直接請求を含む所定の方法で支払うことがあると案内しています。引落停止だけで終わらせず、死亡届出の受付番号、担当者、終了日、最終精算額を残します。

月会費・年払い・回数券の精算

死亡日までの日割り、死亡月末、届出月末、前払分の返金などの扱いはクラブごとに異なります。コナミ会則では、一度支払った諸費用は法令または同社が認める理由がある場合を除き返還しないとしています。死亡時の個別取扱いは、会則のどの条項を適用するかを運営会社へ確認します。

回数券、パーソナルトレーニングの未消化分、入会保証金、預り金がある場合も、譲渡・相続・返金可否と有効期限を確認します。返金がある場合は、受取権者と必要な相続書類を運営会社へ確認してください。

オプションは一つずつ終了を確認

コナミのウォーター・サプリメントサーバー規約では、解約手続きが必要で、ICタグ等を解約月末までに返却する取扱いを案内しています。安心プラスも、スポーツクラブ会員を退会しても本プランを終了するには別途退会手続きが必要と案内しています。これはコナミの例ですが、本会員の終了だけで付帯契約がすべて自動終了するとは決めつけないでください。

  • 契約ロッカー、タオル、ウェア、シューズ
  • 水素水、ウォーター、サプリメント
  • パーソナルトレーニング、スクール、オンラインレッスン
  • 安心補償・保険、福利厚生サービス
  • サプリメントや商品の定期購入

ロッカー・私物・貸与品

所属店舗へ、契約ロッカー、フロント預かり品、忘れ物の有無と保管期限を確認します。INSPA会則では、退会・ロッカー解約後の放置物や遺失物を原則1か月保管する例があります。コナミ会則には、所有者を識別できる放置物を拾得日から2か月以内に引き取らなかった場合の取扱いがあります。期限は全クラブ共通ではないため、死亡連絡と同時に回収方法を確認します。

会員証、入館キー、ロッカーキー、ICタグ、レンタル用品は返却対象かを確認します。家族が故人の会員証・認証情報を使って入館せず、店舗の指示に従って私物を受け取ります。

必要書類

全国共通の必要書類はありません。次は確認候補であり、取得前に所属店舗・運営会社へ最新の指定を聞きます。

  • 会員証、会員番号、入館キー
  • 死亡の事実を確認できる戸籍・除籍、死亡診断書の写し等
  • 手続きする人の本人確認書類
  • 故人との関係を確認できる戸籍等
  • クラブ所定の死亡届、資格喪失届、解約書類
  • 返金がある場合の受取口座と相続関係資料
  • 会員証、鍵、ICタグ、レンタル品等の返却物

死亡診断書の原本を安易に郵送せず、写しでよいか、返却されるかを事前に確認します。

費用

死亡時の違約金、最終月会費、前払会費の返金、未払金、キー紛失、貸与品未返却、ロッカー撤去、郵送費等を項目別に確認します。INSPAのように死亡による資格喪失では所定の違約金を課さない例もありますが、他社や個別プランへ一般化はできません。

野田市・柏市・流山市・松戸市の管轄・問い合わせ先

フィットネスクラブの死亡手続きに、住所地の市役所という行政上の管轄はありません。主な窓口は故人の所属店舗または運営会社です。個人の契約者とクラブとの会費・返金・解約説明などの消費者契約トラブルは、居住市の消費生活センターへ相談できます。相続人間の争いや相続放棄の判断は対象外です。

野田市

所属店舗・運営会社/契約トラブルは消費生活センター

商品・サービスの契約に関する問い合わせ・苦情を相談

柏市

所属店舗・運営会社/契約トラブルは消費生活センター

市内在住者の消費生活相談を相談専用電話で受付

流山市

所属店舗・運営会社/契約トラブルは消費生活センター

個人の消費者契約が対象。相続・家族間の争いは対象外

松戸市

所属店舗・運営会社/契約トラブルは消費生活センター

市内在住者の消費者契約が対象。相続・家族間の争いは対象外

電話番号・相談対象の確認日:2026-09-03。受付日時と対象者は各市の公式案内で確認してください。店舗へは会員番号、死亡日、連絡者の氏名・続柄、返却品・私物の有無を整理して連絡します。

相続放棄を検討している場合

死亡の事実を連絡し請求停止を求めることと、未払金を故人の財産から支払うこと、返金を受け取ること、回数券等を処分することは分けて考えます。裁判所の相続放棄案内を確認し、相続放棄を検討中なら財産の処分・精算前に家庭裁判所、弁護士または司法書士へ相談してください。

自分でできるか

所属店舗と会員番号が分かり、返金・未払金に争いがなければ、遺族が運営会社の指示に従って手続きできます。本人のID・パスワードでなりすまして通常退会せず、「会員本人が死亡した場合の遺族手続き」として連絡します。

専門家に相談した方がよいケース

  • 高額な年払い・長期契約・保証金・未消化チケットがある
  • 死亡後も長期間請求され、返金・未払金・違約金に争いがある
  • 相続人の誰が返金を受け取るか決まっていない
  • 相続放棄を検討中で、支払い・返金・私物処分の扱いが分からない
  • 事業者と交渉しても解決せず、消費生活センターの助言でも難しい

注意点

  • 通常退会と同じと決めつけない:死亡時の資格喪失・精算条項を確認します。
  • 引落停止だけで終わらせない:運営会社の契約終了を確認します。
  • 会員資格と金銭精算を分ける:相続不可でも返金・未払金の確認は必要です。
  • オプションを個別確認:本会員と同時終了しない契約があります。
  • 私物を早く回収:施設ごとに保管・処分期限が異なります。
  • 故人のアカウントを使わない:遺族手続きとして本人確認を受けます。
  • 完了記録を残す:受付日、担当者、終了日、最終請求、返却物を記録します。

よくある質問

死亡すれば自動的に退会になりますか

運営会社が死亡を自動的に知るとは限りません。INSPAのように死亡の届出を資格喪失の条件とする例もあるため、所属店舗へ連絡します。

家族が会員資格を引き継げますか

本人専属で相続不可とする会則があります。利用したい家族は、新規入会が必要かをクラブへ確認してください。

通常退会の10日締めが死亡時にも適用されますか

一律には判断できません。通常退会と死亡による資格喪失を分ける会則もあるため、死亡日・届出日・最終請求月を個別確認します。

月会費は死亡日まで日割り返金されますか

全国共通ではありません。日割り、月末終了、返金なし等の取扱いを会則と運営会社の回答で確認します。

口座を凍結すれば会費請求も終了しますか

支払いが失敗するだけで契約終了にならない可能性があります。正式な死亡届出と精算確認が必要です。

水素水や補償サービスも同時に終了しますか

別途終了手続きが必要なサービスがあります。本会員、ロッカー、レンタル、物販定期購入等を一覧化して確認します。

野田・柏・流山・松戸の市役所で退会できますか

できません。主な窓口は所属店舗・運営会社です。料金や説明をめぐる消費者契約トラブルは、居住市の消費生活センターへ相談できます。

関連する相続手続き

参考にした公式情報

情報確認日:2026年9月3日

死亡時の資格喪失日、最終会費、返金、必要書類、付帯契約、返却物はクラブ・プランごとに異なります。必ず所属店舗・運営会社の最新会則と個別案内を確認してください。